今回のインタビューでは、浮気を乗り越えて結婚を決意した33歳の神保真理子さんに、関係修復の道のりについて赤裸々に語っていただきました。恋人関係における親密さの問題、信頼回復の苦悩、そして新たな関係を構築していくための決断について、貴重な体験談をお届けします。
東京都世田谷区在住、広告代理店でプロジェクトマネージャーとして活躍する神保真理子さん(33歳)。5年間の交際を経て、昨年婚約した健太さん(35歳)とは、浮気という大きな危機を乗り越えてきました。「完璧な関係より、問題に向き合える関係」という言葉を胸に、新たな一歩を踏み出した真理子さんの体験から、現代のカップルが抱える親密さの問題と向き合い方について考えます。
同棲から浮気発覚まで―「気づかなかった」パートナーの気持ち
洋平(インタビュアー): まず、健太さんとの出会いと、同棲を始めるまでの経緯を教えていただけますか?
真理子さん: 健太とは共通の友人の紹介で知り合って、付き合い始めてから5年になります。最初の3年半は別々に暮らしていたんですけど、お互い30代になって「そろそろ結婚も視野に入れたいね」という話が増えてきて。それで私のマンションで同棲を始めることになったんです。
洋平: 同棲を始めてから、お二人の関係に変化はありましたか?
真理子さん: 最初は新鮮で、毎日一緒にご飯を食べたり、休日は二人でお出かけしたり。でも、だんだんと日常が「当たり前」になっていくにつれて、私たちの関係にも変化が訪れていたんです。今思えば、それに気づくべきだったんですけど…。
洋平: どのような変化だったんでしょうか?
真理子さん: (少し俯き)私、実は健太の性的な誘いをよく断っていたんです。同棲前から少しずつ、セックスの回数は減っていて、半年に一回くらい。同棲してからは月に一度あるかないかくらい。「今日は疲れた」「明日早いから」「体調悪くて…」って。当時は『別に好きじゃないなら、しなくてもいいじゃない』って思っていたんです。
洋平: そうした状況の中で、健太さんの様子に変化はありましたか?
真理子さん: 同棲して半年くらい経ったころから、健太が少しずつ変わっていきました。休日に出かける回数が減り、「会社の飲み会」と言って帰りが遅くなることが増えたんです。LINEの返信も遅くなり、家で一緒にいるときも、スマホを触っている時間が長くなっていました。
洋平: そして、浮気が発覚したのですね…。
真理子さん: はい。ある日の夜、健太がお風呂に入っている間に、テーブルに置きっぱなしになっていたスマホが鳴ったんです。LINEの通知音で。普段なら無視するところなのに、何かに突き動かされるように手に取ってしまって…。画面には「良川 麻衣」という名前と「今日も楽しかったね♡ また明日」というメッセージが表示されていました。その瞬間、頭が真っ白になりました。心臓が飛び出しそうなくらい激しく鼓動して、手は震え、額から冷や汗が流れ落ちるのを感じました。
浮気の真実と崩れた信頼
洋平: 健太さんは何と説明したのでしょうか?
真理子さん: 健太はお風呂から上がってきて、私の様子に気づくとすぐに顔色が変わりました。「誰?この麻衣って人」って聞いたら、最初は言葉につまっていましたが、最終的に全部話してくれました。会社の後輩で、最初は仕事の相談をする間柄だったのが、だんだんプライベートな話をするようになり、3ヶ月前、会社の飲み会の後に二人きりで飲みに行ったときに関係を持ってしまったと…。
洋平: 浮気の理由について、健太さんは何と言っていましたか?
真理子さん: (深呼吸して)健太は「俺たち最近セックスしてないじゃん。誘っても断られるし、始まっても途中で『やっぱりやめよう』って言われる。自分がダメな男なんじゃないかって…自信をなくしてたんだ」と言いました。それを聞いた瞬間、頭を殴られたような衝撃でした。確かに私は、セックスに積極的ではなかった。でも、それが原因で浮気をされるなんて…。
洋平: その時のお気持ちは?
真理子さん: 「じゃあ、私がセックスを拒否したから浮気したの?それって私が悪いってこと?」って聞いたんです。健太は「違う。悪いのは俺だ。言い訳にしたくないんだ。でも、麻衣は俺を求めてくれた。自分が男として見られてる気がして…弱かったんだ」と言いました。あと、関係を持ったのは最初の一回だけではなく、その後も3回ほど会っていたことも正直に話してくれました。
自分の責任と向き合う苦しみ
洋平: 浮気が発覚した後、どのように過ごされたのですか?
真理子さん: 数日間、実家に帰りました。両親には「仕事で大きなミスをして落ち込んでいる」と嘘をついて。一人になって、健太との関係を振り返る時間が必要だったんです。実家の自分の部屋で布団にくるまりながら、自分の行動を省みました。確かに私は、健太の性的な欲求に対して無関心、というよりは避けていたかもしれません。
洋平: 自分にも責任があると感じたのですね。
真理子さん: はい。もちろん「浮気していいなんて理由にはならない」と思う一方で、健太の悲しそうな顔が何度も思い浮かびました。誘いを断ったとき、「そっか、また今度ね」と笑っていた彼の目が、実は寂しさや傷つきを隠していたことに、なぜ気づけなかったのだろうって…。一週間後、マンションに戻って、二人で改めて話し合いました。
洋平: 話し合いの結果はどうだったのですか?
真理子さん: 健太は「もう彼女とは一切連絡を取らない。会社でも必要最低限のやり取りだけにする。信頼を取り戻すためなら、何でもする」と言ってくれました。私も「私も…セックスのことで向き合ってこなかった。あなたの気持ちを考えずに、自分の都合だけで断ってた。それが正しいとは思わないけど…これからは、お互いの気持ちをもっと話し合おう」と伝えました。その日から、私たちの「再構築」が始まったんです。
信頼関係の再構築と親密さの問題
洋平: 信頼関係を取り戻すために、具体的にどのようなことをされたのですか?
真理子さん: まず、健太はスマホのロックを解除し、いつでも見られる状態にしました。最初は私も不安で、健太がシャワーを浴びている間に彼のLINEをチェックしたり、帰りが遅いときは「今どこ?」と何度もメッセージを送ったりしていました。健太は「仕事が終わりました」「今から帰ります」「電車に乗りました」と、こまめに連絡をくれるようになりました。
あと、一番大きな変化は、週に一度の「話し合いの日」を設けたこと。金曜日の夜は、お互いの一週間を振り返り、感じたことや心配なことを率直に話す時間にしました。最初はぎこちなかったけれど、だんだんと本音で話せるようになっていきました。
洋平: パートナー間のスキンシップについても見つめ直されたのでしょうか?
真理子さん: はい。セックスの問題にも向き合いました。カウンセリングを受けることも検討したけれど、まずは二人で話し合うことから始めました。長年溜め込んでいた本音を打ち明けたんです。学生時代の彼氏と付き合っていたとき、「セックスは愛情表現だから」と言われて断れなかった経験や、前の彼氏が「他の女の子はもっと積極的なのに」と比較されて傷ついたこと。そういった過去の経験から、少しずつセックスを避けるようになっていったんです。
洋平: 健太さんの反応はいかがでしたか?
真理子さん: 健太は黙って聞いてくれました。そして「知らなかった…ごめん。俺も『男なら常に求めるべき』みたいな変な思い込みがあったかも。これからはお互いの気持ちを大切にしよう」と言ってくれたんです。それからは、ただ体を重ねることだけがスキンシップじゃないということに気づきました。手をつないだり、抱きしめたり、キスをしたり。そういった小さな愛情表現を大切にするようになりました。
洋平: 現代の男女関係では、お互いの「性に対する認識の違い」が問題になることも多いですよね。真理子さんは、男性と女性で性欲や親密さへの欲求に違いがあると感じますか?
真理子さん: 個人差はあると思いますが、私の経験だと男性の方が身体的な接触を求める傾向があるように感じます。でも、大切なのは「違い」を理解することより、お互いの気持ちを尊重することだと思うようになりました。「したい」「したくない」のどちらが正しいということではなくて、その時々の気持ちを素直に伝え合えるかどうかなんですよね。
洋平: なるほど。ところで最近、「女性用風俗」、いわゆる「女風」と呼ばれるサービスがあるという話を聞きます。男性セラピストに2時間2万円程度を支払って、恋愛感情や寂しさ、時には性的欲求を満たすようなサービスですが、もしそういったサービスがあれば、利用したいと思いますか?
真理子さん: (少し考えて)正直なところ、浮気が発覚する前の私だったら、「そんなの意味がわからない」と思っていたと思います。でも、今は少し違う視点で考えられるかもしれません。パートナーがいても満たされない感情や欲求があるということは、理解できるようになりました。
ただ、私自身は利用しないと思います。やはり健太との関係を大切にしたいからです。でも、他の方が利用することを否定はしません。みんな違った形で親密さや安らぎを求めているんだと思います。ただ、そういったサービスに依存するのではなく、まずはパートナーとの対話を大切にする方が良いんじゃないかなと思います。
洋平: 相手の立場になって考える余裕が生まれたんですね。では、パートナーが「女風」の男性版である風俗に行くことについては、どう感じますか?
真理子さん: (深く息を吸って)難しい質問ですね…。健太が風俗に行くとしたら、やはり寂しさや傷つきを感じると思います。でも以前とは違って、「なぜそういう気持ちになるのか」を話し合えるようになったと思います。
実は健太とこの話題について話したことがあるんです。「浮気と風俗は違うのか」という議論になって。健太は「風俗は割り切ったサービスで、情が移ることはない」と言いましたが、私は「どちらも他の人と親密になることには変わりない」と感じました。結局、お互いの価値観の違いを認めて、「でも相手を傷つけることはしない」という約束をしました。
結婚への決断と新たな関係づくり
洋平: そうして信頼関係を少しずつ取り戻していく中で、結婚についてはどのように考えるようになりましたか?
真理子さん: 再構築の努力を続けながらも、常に不安が渦巻いていました。「本当にこのまま結婚していいの?」「また浮気されるんじゃないか…」「私は本当に健太のことを許せているのか?」そんな思いが、ふとした瞬間に襲ってきていました。
再構築を始めて半年が経っても、健太からのプロポーズはなくて。同棲前は「結婚前提」という言葉をよく口にしていたのに。きっと彼も迷っているんだろうと思いました。
洋平: そこで、ご自身から切り出されたのですか?
真理子さん: はい。ある夜、思い切って「私たち、このまま結婚するの?」と聞いてみました。健太は少し考えてから「正直、俺も迷ってる。結婚ってスタートだし、こんな状態でいいのかなって…。でも、真理子と別れたいとは思わない」と答えてくれました。その答えに、ホッとしたような、でも少し寂しいような…複雑な感情が湧き上がりました。
洋平: その後、結婚を決意するきっかけは何だったのでしょう?
真理子さん: 大きなきっかけは、大学時代からの親友・美香との会話でした。彼女は同じく30代前半で、2年前に結婚し、当時5ヶ月の男の子のママだったんです。彼女に健太との浮気のこと、そして現在の状況を話したら、こう言ってくれたんです。「完璧な関係なんてないよ。うちだって、旦那が就職活動中に出会い系アプリをやってたことがあったの。それでもね、話し合って乗り越えたら、今はすごく良い関係になれたよ」って。
その言葉に、目から鱗が落ちる思いでした。「浮気された経験があっても結婚して幸せになれる人、いるんだ…」って。美香はさらに「結婚は確かにスタートだけど、付き合ってきた時間も大切。5年も一緒にいて、こうやって関係修復に努力してるなら、それはすごいことだと思う。完璧な関係を求めるより、問題が起きたときにちゃんと向き合える関係の方が、長い目で見たら強いかもしれないよ」と言ってくれて。その言葉が何度も頭の中で繰り返されました。
洋平: 素晴らしい友人のアドバイスですね。最終的にはどのように結婚の決断に至ったのでしょうか?
真理子さん: 美香との会話から一週間後、私は健太に「特別な話し合い」をしたいと伝えて、休日の午後、二人の大切な場所である江ノ島へドライブに出かけました。潮風が心地よい海辺のベンチに座り、勇気を出して「健太、私ね、ずっと考えてたの。私たちのこと、浮気のこと、そして結婚のこと…」と切り出したんです。
「私は…あなたと結婚したい。浮気されたことは忘れられないし、傷は残ってるけど、それでも一緒に歩んでいきたいって思う。でも、ただ戻るんじゃなくて、新しい関係を作りたい」と伝えました。健太は目が潤んで「ごめん、真理子。俺が弱かったばっかりに…。でも、本当に真理子が好きだし、一緒にいたい。もし許してくれるなら、二度と裏切らない。約束する」と言ってくれました。
その日の帰り道、夕暮れ時の湘南の海を背景に、健太は小さな箱を取り出して「正式なプロポーズなんて考えてなかったから、ちゃんとした言葉が見つからないけど…俺と結婚してくれますか?」と聞いてくれたんです。シンプルな言葉でしたが、この瞬間がふたりの新しいスタートなんだと実感しました。
洋平: 現在はどのような関係を築かれていますか?
真理子さん: あれから3ヶ月、私たちは結婚の準備を進めています。両家への挨拶は終わり、来年の春に挙式する予定です。完全に不安がなくなったわけじゃありません。ふとした瞬間に「大丈夫かな」と思うこともあります。でも、以前よりも正直に気持ちを伝えられるようになりました。
「今日、ちょっと不安になった」「どうしたの?」「女性の同僚と話してるLINEを見かけて…」「見てもいいよ。隠し事はしないから」そんな会話ができるようになったんです。
セックスについても、少しずつ変化がありました。回数が増えたというより、お互いの気持ちを尊重できるようになりました。「今日はしたくない」と素直に言えるし、「じゃあハグだけでも」と妥協点を見つけられるようになりました。
洋平: これからの二人の関係に対する展望を教えてください。
真理子さん: これから先も、きっと山あり谷ありの人生が待っているでしょう。完璧な関係なんて、どこにもないのかもしれません。でも、問題から逃げずに向き合い、一緒に乗り越えていく。そんな関係を築いていけたら、それは十分「幸せ」なのではないかと思っています。
美香が言っていた「傷ついても立ち直れる強さがあるカップルは、長続きする」という言葉を信じて、これからも健太との関係を大切にしていきたいです。指輪を見つめながら、私はよく「完璧じゃなくてもいい。一緒に成長していけるなら」と思います。
洋平: 貴重なお話をありがとうございました。最後に、同じような悩みを抱える方々へメッセージをお願いします。
真理子さん: 浮気は確かに辛い経験です。でも、それがすべての終わりを意味するわけではありません。大切なのは、なぜそうなったのかを一緒に向き合えるかどうか。そして、新しい関係を築く覚悟があるかどうかだと思います。
完璧を求めすぎないこと。そして何より、自分の気持ちに正直になること。それが私が学んだことです。皆さんも、自分の幸せの形を信じて進んでいってください。
インタビュアープロフィール:洋平(ようへい)
人間関係や現代の恋愛事情に関する取材を得意とする女性用風俗セラピスト兼ライター。複雑化する男女関係や、SNS時代の親密さの変容について独自の視点から多くの記事を執筆している。
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