毎日のように女性用風俗店の退店のツイート(ポスト)を見かけます。
女性用風俗で働く男性セラピストという仕事は、一般にはあまり知られていない職業です。
この仕事は、女性客に対して様々な形でのサービスを提供するもので、心と体のケアを目的としています。
しかし、社会的な偏見や誤解が多く、実際の職務内容や仕事の厳しさはあまり知られていません。
この記事では、女風セラピストとして働くことの実態と、女風セラピストの仕事を辞めたい・しんどいと考える理由について深掘りしていきます。
体力的・精神的な負担
女性用風俗店で勤務する男性セラピストが直面する厳しい現実とは、日々の業務がもたらす深刻な体力的および精神的な負担です。
長時間に及ぶ施術は、セラピストの体力を極限まで消耗させます。
たとえば、顧客の体を長時間支え続けたり、高度な技術を要求される施術を繰り返し行うことは、肉体的な疲労を蓄積させ、その結果、仕事へのやる気やエネルギーを奪います。
また、夜遅くまでの勤務や休日が少ないため、十分な休息を取ることができず、身体への過度な負担が日々蓄積していきます。
精神的な面では、性的サービスの提供が伴う職業特有の心理的プレッシャーに直面しています。
顧客の多様な要求や期待に応えようとする中で、継続的なストレスや焦燥感に苛まれることが日常茶飯事です。
さらに、社会的な偏見や誤解により、セラピストとしての自己尊重感やプライベートな人間関係が損なわれることもあります。
こうした状況は、長期的に精神的な疲弊を引き起こし、職業に対する情熱の低下やうつ症状のリスクを高めます。
このように、女性用風俗店で働く男性セラピストが経験するしんどさや、業務から離れたいと感じる理由は、肉体的および精神的な負担が積み重なることに起因します。
彼らは、身体的な限界と精神的なプレッシャーの間で日々葛藤しており、これが最終的には彼らの職業生活や幸福感に深刻な影響を及ぼしています。
人間関係と職場の雰囲気
人間関係と職場の雰囲気は、男性セラピストの仕事の満足度に大きな影響を与える要素です。
職場での人間関係が良好でない場合、仕事の効率やモチベーションが低下することがあります。
同僚やオーナーとのコミュニケーションの問題、職場内の競争、または店舗スタッフとの関係の悪化は、ストレスや不安の主要な原因となり得ます。
また、職場の雰囲気が悪いと感じる場合、仕事に対する情熱や満足感が低下する可能性があります。
特に、風俗業界においては、厳しいノルマや競争が強い環境下での勤務が、精神的な圧力を高めることがあります。
お客様と直接対面する仕事であるため、職場の雰囲気や人間関係の問題は、顧客へのサービスの質にも影響を与えかねません。
このような環境は、セラピストとしての職業意識や自己価値感を低下させることもあり、結果的に退職を考える原因の一つとなります。
SNSでフォロワーが増えないこと
SNSを利用する上で、フォロワーが増えないことは、男性セラピストにとって大きな悩みの一つです。
特に、自分のサービスや魅力を広く伝えるためにSNSを活用している場合、フォロワー数の停滞はビジネス上の障害にもなり得ます。
この問題は、
- 投稿内容の魅力不足
- ターゲット層の特定の失敗
- SNSのアルゴリズムの理解不足
など、様々な原因が考えられます。
フォロワーを増やすためには、対象となる顧客層に合わせたコンテンツ作成、定期的かつ一貫した投稿、他のユーザーとの積極的な交流などが必要です。
新規のお客さんの予約が入らないこと
新規のお客様の予約が入らないことも、業務における大きな課題です。
新規顧客の獲得が困難であると、ビジネスの持続性に影響を及ぼす恐れがあります。
新規顧客が来店しない原因としては、マーケティング戦略の不足、サービス内容の魅力が伝わっていないこと、口コミや評判の不足などが考えられます。
効果的な広告戦略の展開、サービスの差別化、顧客満足度の向上などを図ることが重要です。
リピーターができないこと
リピーター、つまり本指名が確保できないことは、ビジネスの持続性にとって重大な問題です。
顧客が再度利用するかどうかは、提供するサービスの質や顧客体験に大きく依存します。
リピーターが少ない理由としては、サービスの質の不一致、顧客への配慮の欠如、価格設定の問題などが考えられます。
顧客の期待を超えるサービスの提供、個々の顧客に合わせたカスタマイズ、特別なフォローアップや感謝の表現などによって、顧客のリピート率を高めることができます。
経済的な不安定さと収入の問題
男性セラピストの仕事は、経済的な不安定さという大きな課題を抱えています。
この業界では、収入が完全に歩合制であるため、客数によって収入が大きく変動します。
特に新規の客が少ない時期やリピーターが定着していない場合、収入が大幅に減少することがあります。
また、セラピストには高い技術やサービスの質が求められるため、継続的な研修や自己投資が必要ですが、これらのコストが直接的な収入増につながらないことも多く、経済的なプレッシャーを感じる原因となります。
さらに、不規則な勤務時間や長時間労働により、副業や他の職に就くことが難しいことも、経済的な不安定さを増加させます。
また、業界内での競争が激しく、常に高いパフォーマンスを維持しなければならない圧力も、精神的な負担となります。
このような状況は、セラピストにとって長期的なキャリア計画を立てる上での障害となり、職業選択におけるリスクとして慎重に考慮する必要があります。
具体的な収入モデルと兼業の実態
男性セラピストの仕事は、経済的な不安定さという大きな課題を抱えています。この業界では、収入が完全に歩合制であり、利用料の50%~80%がセラピストの報酬となります。
例えば、60分1万円の施術でセラピストが得られる報酬は5,000円から8,000円、120分の施術ではその2倍となります。
しかし、新規のユーザーが少ない時期やリピーターが少ない場合、収入は大幅に減少する可能性があります。
加えて、高い技術やサービスの質が求められるため、継続的な研修や自己投資、そして毎月のお店への更新料が必要となり、これが経済的なプレッシャーを増加させます。
兼業セラピストの収入の実態
兼業セラピストの場合、本業の休みの日に2日間と、仕事終わりの数時間を副業に充てることが一般的です。
しかし、不規則な勤務時間や長時間労働、さらに日々のタスクも存在します。
以下は兼業セラピストの1週間の生活リズムの一例です。
曜日 | 本業の時間 | 通勤(準備含む) | 施術時間 | ライブ配信 | SNS運用 | 写メ日記作成 | 食事・入浴 | 睡眠時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月曜日 | 9時間 | 3時間 | なし | 1時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 7時間 |
火曜日 | 9時間 | 3時間 | 120分×1名 | 1時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 5時間 |
水曜日 | 9時間 | 3時間 | なし | 1時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 7時間 |
木曜日 | 9時間 | 3時間 | 120分×1名 | 1時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 5時間 |
金曜日 | 9時間 | 3時間 | なし | 1時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 7時間 |
土曜日 | 0時間 | 0時間 | 120分×2名 | 3時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 8時間 |
日曜日 | 0時間 | 0時間 | 120分×2名 | 3時間 | 2時間 | 1時間 | 1時間 | 8時間 |
兼業でリピーターも多くいる場合の例です。
兼業セラピストの日々のスケジュールを見ると、自分の時間や体を休めるための余裕が非常に限られていることが明らかです。
本業とセラピスト業務、さらにはSNS運用やライブ配信といったマーケティング活動に多くの時間を割いているため、自分自身のリラクゼーションや休息のための時間がほとんど確保できていません。
また、本業で残業がある場合や、そもそも土日に予約が入らないケースもありますので、この表の通りにはいかないと思います。
ツイキャスでの露出
セラピストとしての予約数を維持、あるいは増やすためには、SNS運用やライブ配信といった活動が非常に重要です。
これらの活動を削減することは、ユーザーとのエンゲージメントの低下や新規ユーザーの獲得機会の減少につながり、結果として予約数の減少に影響を与える可能性があります。
そのため、これらのマーケティング活動を削減することは、収入面でのデメリットに繋がり、削減しづらいというジレンマが存在します。
このような状況は、兼業セラピストが直面する大きな課題の一つであり、自己の時間を確保し、体を休めることと、ビジネスの継続的な成功とのバランスを取ることが求められます。
バランスを取ることが難しくなった時「女風セラピストがしんどい、辞めたい」と考えるようになります。
写メ日記の更新
自分を露出する場所はライブ配信以外に写メ日記があります。
kaikanなどのサイトを中心に、「自撮り+短文」の投稿を頻回に行います。1日に3件~10件程度の投稿をしているセラピストが多くいます。
写メ日記の他にも、noteや個人でブログを立ち上げるセラピストもいます。
私の場合はこのブログで発信をしています。
性感染症のリスク
男性セラピストが直面するもう一つの重要な問題は、性感染症のリスクです。
性的なサービスを提供する職業であるため、性感染症への感染リスクは常に存在します。
これは、セラピスト自身の健康だけでなく、顧客の健康を守る上でも重要な課題となります。
業界内では、感染予防策の徹底が求められていますが、すべてのリスクを完全に排除することは困難です。
感染予防のための具体的な対策としては、適切な保護具の使用、定期的な健康診断、衛生管理の徹底などがあります。
しかし、これらの対策には費用がかかる場合もあり、経済的な負担となることもあります。
さらに、性感染症への感染が発覚した場合、仕事への影響だけでなく、個人的な評判や信頼性にも影響を及ぼす可能性があります。
このため、性感染症のリスクは、セラピストにとって常に意識し、対策を講じなければならない重要な問題です。
性感染症のリスクとその種類
風俗店で勤務する場合、性感染症(STI)のリスクに常に直面しています。代表的な性感染症には以下のようなものがあります。
- クラミジア:最も一般的なSTIの一つで、多くの場合、症状が現れないか、軽度です。
- 淋病(りんびょう):痛みや不快感を伴う排尿、分泌物の変化などが特徴です。
- 梅毒:初期には無痛の潰瘍(かいよう)が生じることが多いです。
- ヘルペス:水疱(すいほう)や潰瘍が生じ、再発することがあります。
- HIV/AIDS:感染初期にはインフルエンザ様の症状が現れることがありますが、初期症状がないことも多いです。
これらの感染症は、性的接触によって伝播するため、男性セラピストは特に注意が必要です。
症状と対応策
性感染症の症状は、軽度から重度までさまざまです。多くのSTIでは症状が現れないか、または誤って他の病気と間違えられることがあります。
例えば、クラミジアや淋病は初期には症状がほとんど現れないことが多く、未治療の場合、不妊症の原因となることがあります。
性感染症のリスクに対する対応策には以下のようなものがあります:
- 適切な保護具の使用:コンドームなどの保護具を使用することで、多くのSTIから身を守ることができます。
- 定期的な健康診断:定期的なSTIのスクリーニングを受けることで、早期発見・早期治療につながります。
- 衛生管理の徹底:仕事の前後に適切な衛生管理を行うことが重要です。
これらの対策は、セラピスト自身の健康を守るだけでなく、顧客の安全を確保する上でも重要です。
感染が発覚した場合は、直ちに治療を受け、必要に応じて仕事を休むことも考慮する必要があります。
また、感染した場合の影響は身体的な側面だけでなく、職業的な評判や信頼にも及ぶため、予防と早期対応が不可欠です。
知り合いや職場にばれるリスク
男性セラピストが直面する一つの大きな懸念は、知人や以前の職場に自身の現在の仕事が知られるリスクです。
この職業はまだ一部に偏見や誤解があるため、仕事が公になることで社会的な偏見や個人的な評判の低下を招く可能性があります。
特に、家族や友人、同僚などに知られることは、プライベートな関係に影響を及ぼす恐れがあります。
このリスクに対処するためには、職業を隠すことがしばしば必要になります。
- SNSでの個人情報の管理を徹底する
- 副業に関する詳細を明かさない
- 特定の人との交流を避けるなどの対策
などが考えられます。しかし、これらの対策は、孤立感や疎外感を引き起こす可能性もあり、セラピストにとって大きなストレス源となります。
知り合いや職場にバレるリスクとホームページでの顔出しの葛藤
ホームページなどのオンライン予約システムでは、顔を公開しないと予約に繋がりにくいという葛藤があります。
顔出しをすることで、顧客に信頼感を与え、予約率を高めることができますが、これが知人に知られるリスクを高めます。
特に、インターネット上の情報は簡単に拡散し、意図しない人物の目に触れることもあります。
このように、プロフェッショナルとしての露出を高めることと、プライベートな安全や匿名性を保持することの間で、セラピストは常に葛藤を抱えています。
これは、キャリアを続ける上での大きな決断となり、慎重に取り扱う必要がある問題です。
SNSや掲示板での誹謗中傷
SNSや掲示板での誹謗中傷問題です。
オンライン上での匿名性は、人々が無責任なコメントや誤った情報を拡散することを容易にします。
特に、性的サービスを提供する職業は、不当な批判や攻撃の対象になりやすいです。
これにより、セラピストの職業的な信頼性や個人的な評判が損なわれることがあります。
SNSや掲示板での誹謗中傷に対処するためには、個人情報の管理を徹底することが重要です。
また、不適切なコメントや攻撃には積極的に対応し、必要に応じて法的措置を検討することもあります。
しかし、オンライン上の誹謗中傷は精神的なストレスを増大させ、プロフェッショナルとしての自己価値感にも影響を及ぼす可能性があります。
このため、オンラインでの自己表現やプライバシー保護には常に注意が必要です。
女性客からのストーカー被害
この業界では、セラピストが提供する親密なサービスの性質上、一部の顧客による執拗な追求やストーカー行為に発展するリスクがあります。
ストーカー行為は、過度な連絡、個人的な情報の要求、職場や自宅へのつきまとい、オンライン上での嫌がらせなど、さまざまな形をとります。
このような被害は、セラピストの精神的な安全とプライバシーを脅かすだけでなく、仕事の品質にも影響を及ぼします。
被害に遭ったセラピストは、不安や恐怖を感じるようになり、これが仕事への集中力やモチベーションの低下を引き起こすことがあります。
また、ストーカー行為はセラピストの個人的な関係や日常生活にも悪影響を与え、仕事以外の時間にも不安を感じるようになることがあります。
セラピストがこのような被害を防ぐためには、顧客との関係を専門的な範囲内に保つこと、プライバシー保護のための具体的な対策を講じることが重要です。
具体的には、連絡先の共有を控える、個人情報を伏せる、適切な境界を設定し維持するなどの対策が考えられます。
また、ストーカー行為に対しては、早期に法的措置を含めた対応を検討することも重要です。このような被害に対処するためには、店舗のサポートや法的なアドバイスを得ることも効果的です。
まとめ
男性セラピストが女性用風俗店で直面する主な課題は、深刻な体力的および精神的な負担です。
長時間に及ぶ施術は肉体的疲労を蓄積させ、夜遅くまでの勤務や休日の少なさは十分な休息を妨げます。
また、性的サービス提供に伴う心理的プレッシャーや社会的偏見により、セラピストの精神的健康が損なわれることがあります。
職場の人間関係や雰囲気も、仕事の効率やモチベーションに影響を与え、特に風俗業界の厳しいノルマや競争は精神的な圧力を増加させます。
SNSでフォロワーが増えないこと、新規顧客の予約が入らないこと、リピーターの確保ができないことは、ビジネスの持続性に影響を及ぼします。
さらに、歩合制である収入の不安定さや、技術向上のための継続的な研修や自己投資が経済的なプレッシャーを増加させます。
セラピストは、性感染症のリスクや知り合いや職場にバレるリスク、SNSや掲示板での誹謗中傷、顧客からのストーカー被害など、多くのリスクに直面しています。
これらは彼らの職業生活や幸福感に深刻な影響を及ぼし、職業選択におけるリスクとして慎重に考慮する必要があります。
東京・埼玉発の女性用風俗「KaRent(カレント)」に在籍するセラピストの「洋平」です。
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