いよいよ全国一律でホストクラブの広告規制が本格始動。
引き金は、売掛金トラブルや色恋営業での金銭問題が続出してる現状。
風営法の改正と警察庁の通達で、“やりすぎ広告”に法のメスが入ったってわけ。
目次
動画で解説
禁止される表現──4つの地雷ワード群
警察的には「煽る系」「マウント系」「競争煽動系」「信者製造系」はNG。
具体例?はい、どうぞ。
類型 | 例 |
---|---|
成績自慢 | 「売上〇億」「億超え」「No.1」 |
暗黙の序列 | 「覇者」「神」「レジェンド」「支配人」 |
バトル煽り | 「売上バトル」「フォロワー○万人」 |
推し洗脳 | 「◯◯に溺れろ」「◯◯を推せ」 |
「神」も「覇者」も全部アウト。
ランキングもダメ。
キャッチコピーで夢を見せてるつもりだったかもだけど、今後はその“夢”が営業停止の引き金になる。
どこまでが対象?──ネットはセーフ…一応
「営業所周辺」って文言がキモ。
つまり、
- 店頭・ビル壁の看板
- ポスター、立て看板
- 店内掲示物(ランキングとかね)
このへん全部NGゾーン。
でもSNSとかホスホスのプロフに「No.1」って書くのは…法律的にはセーフ。
今のところ。けど、“グレーで泳ぐ”リスクはあるし、行政の目もある。
事実上は「控えとけ」が無難。
何を根拠に?──法改正とお達しの合わせ技
- 風営法第16条:清浄な環境を害する広告ダメ。
- 施行規則7条:店内装飾にも規制適用。
- 改正風営法(令和7年法45号):広告以外にも色恋営業、虚偽説明など営業方法の規制が強化。
- 警察庁通達(令和7年6月4日):「この表現使ったら違反です」って全国一律で明文化。
つまり、もう“知らなかった”じゃ済まされない。
警察の動き──静かに、でも確実に動いてる
- すでに看板の白塗り対応始まってる。
- 看板・掲示の現地チェックも増加傾向。
- 指導→是正命令→営業停止の流れは、もう既定路線。
店内に「班長」「部長」って肩書きに差し替えてる店舗、増えてる。
要するに「神」とか「覇者」が削除対象ってもう理解してるってこと。
罰則──まず警告、でも無視すると痛い目見る
- 行政指導(まずは口頭や文書)
- 指示処分(従わなければ命令書)
- 営業停止(20日~最大6ヶ月)
- 最終的には刑事罰(命令違反で最大5年懲役 or 1000万以下罰金)
つまり、“やんわり注意”の段階で素直に従えば、まだ助かる。
でも、舐めて無視してるとドカンと来る。
系列店まるごと潰れる可能性も
2025年11月からは、違反店舗の親会社にも制裁。
違反したら、系列店まとめて営業許可剥奪されかねない。
つまり、「あの店だけ潰せばOK」って逃げ道が塞がれたってこと。
結論:派手に煽ってた時代、終わったよ
もう“〇億円プレイヤー”って名乗ることにリスクしかない。
過去の栄光は看板じゃなく、営業トークと接客で見せるしかない時代。
現場の広告担当も経営陣も、「どう見せるか」より「どう見られるか」を意識して、そろそろ広告を現実仕様にアップデートしないと。
ルール変わったんだから、ルールに合わせて動かないと詰むよ。