男性が女性に対して行うセックスのテクニックのひとつに、クンニがあります。
クンニは女性の快感スポットである秘部を責める技ですが、やれば必ず女性が喜ぶとは限りません。
舌でベロベロしてやれば相手は気持ちいいだろう、と安易に考えている男子はいませんか?
そのような単純な考え方をしていては、お互いの気分が高潮する充実したセックスは実現できません。
では、女性が満足するクンニは、どのようなポイントを押さえればいいのでしょうか。
今回は、女性を喜ばせるクンニのテクニックや注意点などについて、詳しく解説していきましょう。
そもそもクンニってなに?
クンニとは、性行為における愛撫の一種で、ラテン語が元といわれる「クンニリングス」が正式名称です。
やり方は、女性の性器を男性が舌や唇で舐める・触れるという行為で、セックスにおいては前戯・ペッティングに分類されます。
愛撫する部位は一箇所ではなく、女性の性器の各部位であるクリトリス・膣・大陰唇・小陰唇・尿道口など、さまざまです。
舌や唇以外には、指も併用して責めるパターンもありますが、あくまで男性が手を使わずに舌や唇で女性器を責める行為こそが、クンニとカテゴライズされています。
クンニのメリットとは?
「フェラをされるのは好きだけどクンニはやらない」「クンニじゃなくて指で責める」などという意見を持つ男性もいるかもしれません。
しかしクンニは充実したセックスを行ううえでの重要なテクニックなので、無視してはいけません。
では、クンニを実践するとどのようなメリットがあるのか、以下より紹介しましょう。
自分がイニシアチブを取れる
女性のなかにはS度が高く、自分本意でセックスをしたい人もいるかもしれません。
しかし、クンニをすることによって強いSっ気を下げることも可能です。
一見、クンニというスタイルは男が相手の恥部に顔を埋めている「男性が服従しているポーズ」と考える人もいるかもしれません。
しかし、女性が最も大事な部位をさらけ出して相手に提示しているその姿は、明らかに男性側が主導権を握っているのです。
いってみれば女性にとっての弱点を無防備にさらけ出しているので、責め方次第で男性が自分の好きなように女性をコントロールできます。
それにより、Sっ気の強い女性はS度が徐々に下がってきて、今まで見せなかったMっぽさもさらけ出してくるでしょう。
羞恥心など、今までにない精神的な快感を相手に与えて、自分の思うセックスへと移行できるのがクンニの魅力です。
お互いが気持ち良くなって2人で気分を高められる
先述したSっ気の強い女性とは真逆で、完全に受け身で自分だけ責められたい・気持ちよくなりたいという人もいるかもしれません。
しかしクンニは消極的な女性を積極的に大胆にさせる効果もあります。
丁寧に愛情を持ってクンニをしてあげれば、その奉仕精神・博愛精神に心を動かされて「これだけ気持ちよくさせてもらったんだから、今度は私がお礼に・・・」と、愛情のこもったいやらしいフェラをしてくれるでしょう。
一方通行ではない、お互いが最高のエクスタシーを得られるためのきっかけになるのが、クンニという前戯なのです。
挿入がスムーズに行える
女性のなかには濡れにくい人もいて、その状態で挿入しても男性側は気持ちよくても、女性は膣内とペニスが摩擦によって痛みが生じて苦痛なだけです。
しかし、挿入前にじっくりとクンニをしてあげると、濡れにくい女性でもたちまち愛液を分泌してくれるでしょう。
また、クンニはフィジカル面だけでなくメンタル面も刺激する作用があります。
乳首や耳、首筋などは舌で責められることはあっても、自分の大事な部位である女性器までは、舌で責められたことがないという女性は少なくありません。
そのような部位を男性が舌でじっくりと責められた場合、女性は恥ずかしい反面嬉しい気持ちでいっぱいになり、メンタル面の充足により思わず濡れてしまう人もいるのです。
気持ちが充足すれば、女性側も男性が欲しくなってしまい、その後の挿入もスムーズに行えるでしょう。
気持ちの良い挿入をするために、男性はさまざまなテクニックで女性を満足させないといけません。
クンニに関するテクニックについては、後の段落で詳しく説明します。
クンニの手順を知っておこう!
クンニは、単調に舐めても十分に喜ぶ女性もいるでしょうが、しっかりとした手順で行えば、その効果は何倍にもなり、女性を快楽へと導くでしょう。
では、クンニの手順とはどのようなものなのか、以下より最初から説明します。
1.すぐに舐めずに焦らす
クンニに限らずセックスの重要なテクニックに「焦らし」があります。
最初から前戯なしで挿入、最初から乳首やクリトリスを責めるといった安直な責め方だと、女性は白けてしまいます。
女性は何よりもセックス時の雰囲気やそのときの気分を重視するので、クンニの際もすぐにクリトリスや膣を舌で責めずに、優しい言葉・羞恥心を刺激する言葉を投げかけながら、唇で愛撫してあげましょう。
愛撫の際もダイレクトに唇を触れさせるのではなく、唾液で濡らした唇をソフトに触れてあげるなど、焦らすようにじわじわと責めることが大切です。
2.唾液をたっぷりとつける
セックスにおいて重要な要素となるのは唾液です。唾液は摩擦を軽減する潤滑油の役割を果たすだけでなく、ローションの効果ももたらすので、通常の愛撫より何倍も女性を感じさせる効果があります。
肌の摩擦をなくして痛みを生じさせないため、相手をより気持ちよくさせるために、唾液はたっぷりと女性器に付着させましょう。
3.舐める
焦らし・唾液の付着を終えたら、いよいよ舌を使った責めに入ります。ただレロレロと動かすだけでも相手は気持ちよくなってくれるでしょうが、上下だけでなく左右・旋回などさまざまなバリエーションを駆使して、相手が飽きないような責め方を心がけましょう。
また、クリトリスだけでなく、膣内に舌を挿入する、他の部位(大陰唇・小陰唇)も愛撫するなど、広い範囲を責めることも大切です。
4.相手によってクリトリスの皮を剥く
女性のなかにはクリトリスを刺激してもそれほど感じない人もいます。
そのような場合、クリトリスの皮を剥いて剥き出しして責めてみるのもいいでしょう。
注意する点は、皮を剥いた状態が必ず気持ちいいとは限らないという点です。むしろ、皮を剥くと痛がる女性が多いからもしれません。
ゆっくりと優しく剥いてあげて、良いリアクションをしなかった場合はすぐにやめて、皮がかぶった状態で責めるのを継続するか他の部位に責めるのを移行しましょう。
また皮の被り方も女性によって異なるので、クリトリスそれぞれの形状にあった剥き方をすることが必要です。
女性が喜ぶクンニ・テクニックとは
以上、クンニの魅力やその手順などについて解説してきましたが、さまざまなテクニックを覚えておけば、さらに女性を快楽に溺れさせて、その日のセックスが充実したものになります。
では、女性を喜ばせる7つのクンニ・テクニックについて、以下より紹介しましょう。
じっくりと言葉責めする(乱暴にはやらない)
セックスにおいては舌や指を使った前戯、挿入時の腰の動かし方や体位など、さまざまなポイントがありますが、声をかけることも重要な要素です。
超ドMな女性の場合、オラオラな感じの乱暴な言葉使いで興奮する人もいるでしょうが、それに反応するのはごく一部の女性でしょう。
超ドMな女性の場合、オラオラな感じの乱暴な言葉使いで興奮する人もいるでしょうが、それに反応するのはごく一部の女性でしょう。
ほとんどの女性は、セックス時にかけてほしい言葉は感じている表情を見て「可愛い」「エロい」という優しい言葉に嬉しさを感じる傾向があります。
また女性が責め側になったとき「気持ちいい」「うまい」といった褒め言葉も同様です。
そのため、クンニをしている最中も、終始無言ではなく優しくも興奮する声がけをするように心がけましょう。
かけるセリフは言われて気分が良くなるような肯定的な言葉が好ましいでしょう。
相手に優しい言葉をかけることも、立派な「言葉責め」になるのです。
強弱をつける
挿入時の腰使いもそうですが、ただの単調なリズムでは相手は飽きてしまい、イキにくい女性はイクのに時間がかかってしまうでしょう。
それはクンニにおいても同じことがいえます。
同じ調子で同じ箇所を舐め続けても相手は感じるどころか白けてしまうので、時には激しく時にはゆっくりと焦らすように優しく舐めるといった具合に、変化をつけて飽きが来ないようにしましょう。
息を吹きかける
耳の穴に息を吹きかけると効果的なように、舐める愛撫の合間に女性器に向かって息を吹きかけてみましょう。
ある程度クンニを続ければ、相手は愛液が溢れて敏感になっています。
そこに息を吹きかけると、舌とは違う感触と生温かさが刺激になり、なんともいえない快感を与えます。
唇も使う
舌ではなく唾液でヌルヌルにした唇を使ってクリトリス・大陰唇・小陰唇を優しく噛むのも効果的です。
やわらかい唇で緩急をつけて責められると、舌とは違う刺激を相手に与えられます。
先述した焦らし効果としても、想像以上に効果があるので、舌で舐めたほうが効果があると思っている人こそ、唇責めを取り入れましょう。
また、合間に音を出してキスをしてあげると「一番大事なところにキスしてくれてる」と女性は多幸感に包まれて喜んでくれるでしょう。
吸い付く
乳首を責める場合舐めるだけじゃなく吸うのも効果的なように、女性器を吸うのも刺激を与えられるでしょう。
ただし乳首を強く吸っても気持ちいいどころか痛くて嫌がる人が多いように、ただ強く吸いついても効果はありません。
また、クリトリスは敏感なので優しく吸っても痛がられる場合があるので、相手の反応を見てクリトリス以外の部位も優しく吸ってみましょう。
指も使う
クンニは口で行う愛撫なので両手は空きますが、クンニ時に何も使わないのはもったいな行為です。
そこでクリトリスなどを責めながら、指を膣内に挿入してGスポットを責めてあげると、二重責めになって、たまらない快感を与えられます。
Gスポットは人によってポイントが異なるので、見つけるのに時間がかかるかもしれませんが、優しく膣内を指でまさぐってポイントを見つけて、クリトリスとGスポットをダブルで責めてあげましょう。
うまくいけば挿入前に相手をイカせられます。
違う体位でも責めてみる
クンニを行う際の体勢は、女性の足をM字に開脚させて、男性が女性の股間に顔をうずめるのが定番です。
でも、同じ大勢にマンネリを感じたら、他の体位を試してみるのもオススメです。
同じ挿入でもバック・立ちバックになると野生的な感じがして興奮度が高まるように、体位が変わるだけで普段やっているクンニも新鮮な気持ちになるでしょう。
男性の場合、通常の体位では舌がとどきにくい部位も楽にとどいて責めやすくなる、女性は普段クンニされているときと違う体勢になって羞恥心がさらに加速するなどのメリットがあります。
おすすめの体位はバックです。四つん這いになってお尻を突き出した体位だと、通常の体勢と違ってお尻の穴も丸見えになるので、羞恥心が全身を包んで身体中がガクガク震えるほどの快感を襲うでしょう。
また、仰向けの男性に女性が覆い被さって、男性の顔の方にお尻を向ける体位、いわゆるシックスナインもおすすめといえます。
この体位の特徴は、女性がフェラもできて、相乗効果でお互いが興奮度を上げていけるところです。
バックのとき同様、女性は女性器からお尻の穴まですべて男性の目の前にさらけ出される体勢なので、興奮も増します。
もしセックスにマンネリを感じたらこの体位に挑戦してみてはいかがでしょうか。
クンニの注意点
気持ちの良いクンニを行うにはいくつかの注意点を把握しておく必要があります。その注意点について以下より説明しましょう。
クンニをする前にしっかりとコミュニケーションを取る
クンニは刺激的な前戯ですが、男性が一方的に責めたところで必ず相手が満足するとは限りません。
気持ちの良いクンニを行うには、セックス以外でも日頃からパートナーとしっかりとコミュニケーションを図ることです。
しっかりと交流をすれば相手の趣味や嗜好をより深く知ることができれば、セックスに反映できて満足度が高められるでしょう。
お互いの気持ちの確認を大切にすることで、フィジカルの快感だけでなくメンタルの多幸感を味わえるのです。
歯を立てない
舐める・吸うなどの前戯を行う際、邪魔なの鋭利で硬い歯の存在です。
吸ったりしゃぶったりする際、敏感な部位に歯が当たると、女性は気持ちよく感じることができません。
また、乳首に軽く歯を立てられると気持ちよくなる女性がいるように、クンニの際に歯を優しく立てると感じる女性もいます。
しかしすべての女性が気持ち良く思うわけではなく、痛がる人もいるから注意しましょう。
爪を切っておく
女性器を押し広げたり、膣内に挿入したりする際、爪が伸びていたら、女性の大事な部位を傷つける恐れがあります。
また、常が伸びていると爪と指の間に雑菌が入りやすくなり、そのような状態の指で女性器を触ると、病気になる危険性もあるでしょう。
セックスの前は爪を切って清潔にしておくことが大事です。
まとめ
クンニのテクニックを頭に入れておくと、女性をより快感に導く可能性が広がります。
ただし、世の中にはクンニ自体な苦手な人もいるので、しっかりとコミュニケーションをとってどんなことが好き・嫌いなのか、把握しておきましょう。
相手を気持ちを配慮する優しい気持ちこそが、最良のセックスへと繋がります。
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