2024年1月~の個人イベントを発表しました。
マッサージの際にアルガンオイルを使おうと思います。
アルガンオイルは、アルガニア・スピノサの種子から作られるオイルです。
主に不飽和脂肪酸(80%)と飽和脂肪酸(20%)で構成されており
- ポリフェノール
- トコフェロール
- ステロール
- スクワレン
- トリテルペンアルコール
を含んでいます。
伝統的に料理、皮膚感染症の治療、肌・髪のケア製品に使用されてきました。
アルガンオイルと美容に関する研究論文まとめ
アルガンオイルを肌に塗ることで、肌の弾力性の向上と水分保持能力の回復が認められています。また、肌を柔らかくし、リラックスさせる効果があります。
この記事では、アルガンオイルについての研究論文を引用し、その効果についてご紹介致します。
小難しいことを書きますが、つまるところ「アルガンオイルは肌に良い」ということです。全身のオイルマッサージにはおすすめです!
髪の毛の酸化ダメージ対策についての研究
2022年、イランのタブリーズ医科大学の研究チームは、アルガンオイルが酸化による髪のダメージをどのように軽減するか、またそれが髪のタンパク質の喪失にどのように影響するかについて、詳細な研究を行いました。
アルガンオイルは、髪のケア製品で注目されています。
この研究では、アルガンオイルを使って髪の毛に事前処理を施すことで、酸化によるダメージから髪を守る効果があるかどうかを調査しました
人の髪の毛を複数用意し、髪の毛を3つのグループに分けられました。
- 酸化剤を使ってダメージを与えました。
- 髪の毛に塗布、その後オイルを拭き取り、酸化剤を使ってダメージを与えました。
- 髪の毛に塗布、その後洗浄でオイルを取り除き、酸化剤を使ってダメージを与えました。
オイルを事前に塗ったグループのタンパク質の喪失量は、顕著に減少しました。洗浄後も髪の毛にオイルによる保護機能が残っていることを示しました。
アルガンオイルの事前処理は、酸化ダメージから髪を守るのに効果的であることがわかりました
施術後にオイルを髪の毛にたくさん塗るのはベタベタしますので、毛先や、痛みが気になるところなどに少量お試しください。
女性ホルモン(エストロゲン)低下と更年期女性の肌の弾力性改善についての研究
2015年、モロッコのラバトにあるモハメド5世大学、ケニトラのイブントファイル大学、カサブランカのハッサン2世大学による研究です。
更年期後の女性の肌弾力性に対するアルガンオイルの影響を調査しています。
60人の更年期後の女性が参加し、アルガンオイルを皮膚に塗布し、60日間の研究期間を通じて肌の弾力性が測定されました。
その結果、肌の総弾力性(R2)、純弾力性(R5)、生物学的弾力性(R7)が同様に大きく向上し、RRTも大幅に減少しました。
RRT(共鳴走行時間)は、肌の弾力性を測定する方法の一つです。
この測定は、肌表面に配置された二つのセンサー間で伝播するせん断波の伝播時間を計測することによって行われます。つまり、RRTの値が減少することは、肌の弾力性が向上していることを意味します。
※肌の総弾力性(R2)、純弾力性(R5)、生物学的弾力性(R7)は、肌の弾力性を評価するための指標です。
- 総弾力性(R2): 肌の全体的な弾力性を測定し、肌が伸びた後に元の形状に戻る能力を示します。高いR2値は肌がより弾力的であることを意味します。
- 純弾力性(R5): 肌の純粋な弾力性を示し、粘性変形を除外した肌の伸びやすさや戻りやすさを表します。R5が高いほど、肌はより柔軟で健康的です。
- 生物学的弾力性(R7): 肌の最終的な弾力性を表し、即時の戻りと最終的な伸びを比較することで測定されます。R7が高いと、肌がより生物学的に弾力的であることを示します。
出典:The effect of dietary and/or cosmetic argan oil on postmenopausal skin elasticity
火傷の治癒とアルガンオイルの効果
2016年3月に『Ostomy Wound Manage』誌で発表された研究です。
トルコのアタチュルク大学、カフカス大学、アグリ大学、キリッカレ大学、エルズルム地域研究教育病院で行われました。
この研究では、アルガンオイルが火傷の治癒に与える効果を調べました。
30匹のラットを使用し、火傷を追わせた後に、アルガンオイルを異なる頻度で塗布しました。
その結果、アルガンオイルを塗布したグループは火傷部位の収縮率が向上し、火傷の治癒が促進されました。
また、アルガンオイルの塗布はTGF-β1という分子のレベルを上昇させることが確認されました。
TGF-β1は、肌の修復過程で重要な役割を果たす物質です。
アルガンオイルを使った研究では、火傷した肌にアルガンオイルを塗ると、この物質の量が増え、火傷の治癒が早くなることがわかりました。
熱傷直後や傷跡の処置については皮膚科・形成外科の受診が第一選択です。まずは病院受診をしましょう。
出典:The Effects of Argan Oil in Second-degree Burn Wound Healing in Rats
メラニン合成を制御し色素沈着を予防するという研究
2013年7月8日、筑波大学北アフリカ研究連合(ARENA)と筑波大学大学院生命環境科学研究科、モロッコのカディ アイヤド大学の研究者によって行われました。
この研究では、アルガンオイルがB16マウスメラノーマ細胞のメラニン合成に与える影響を評価しました。
アルガンオイルは、メラニン含有量を減少させ、メラニン生合成に関与する酵素(チロシナーゼ、ドパクロムタウトメラーゼ)の発現を減少させました。
また、アルガンオイルはMITFの活性化を促し、これがメラニン生合成酵素の発現を抑制することにつながりました。
B16マウスメラノーマ細胞はメラニンを生産する皮膚細胞のモデルとして使われます。
MITF(マイクロオフサルミア関連転写因子)は、これらの細胞でメラニン生成に重要な役割を果たす因子です。
アルガンオイルはMITFの活性化を促し、これによりメラニン生合成を制御する酵素の発現が抑制されることが示されました。
これはアルガンオイルが皮膚の色素沈着症の治療に役立つ可能性があることを示唆しています。
日々日焼け止めを使用も忘れずに!
【マカダミ屋】使用するアルガンオイルについて
私がマッサージで使用するアルガンオイルについてご紹介します。
マカダミ屋さんが販売する天然100%アルガンオイルです。
このような悩みを持った女性におすすめです。
- 肌のキメが気になる
- 乾燥が気になる
- 化粧ノリが悪い
- 肌の弾力が無くなってきた
高級エステサロンで使用されているオイルでして、混じりっけなしのため全身に使用できます。
サラサラのテクスチャーなので、オイルのベタベタ感が苦手な方でもご安心下さい。
美容液やクリームがいらないくらいのモッチリ感が出ます。「肌に潤いが戻った」と感じていただけると思います。
このアルガンオイルは300mlで6,270円なのですが、平均的な香料の入った鉱物系マッサージオイル(ミネラルオイル)は300mlで800円~1,000円前後のイメージです。
ちなみに私が普段施術で使っているオイルは、同じくマカダミ屋さんのキャスターオイルです。
相場より高いのですが、使用感や使用後のお客様の肌のもちもち感と比較するとやはり良いものを使いたいので愛用しています。
どちらのオイルも全身ドバドバと遠慮なく使用します。
アルガンオイルの匂いについて
天然無添加なので、香料などの人工物は入っていません。
やや甘い感じのナッツのような匂いと、よく嗅ぐと若干の油の匂いは感じます。(オイルが酸化した匂いとは別の)
最後にシャワーで流しますので、ご帰宅の際に匂いを感じることはありません。またもともと他者には分からない程度の僅かな匂いです。
前述したように、アルガンオイルは拭き取りやシャワーで流しても保湿効果は損なわれませんのでご安心下さい。
東京・埼玉発の女性用風俗「KaRent(カレント)」に在籍するセラピストの「洋平」です。
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